人権意識の希薄な日本

　http://www.asahi.com/national/update/0322/OSK201203220110.html
　大阪府と大阪市共に在日朝鮮人学校への補助金を出さにことにしたようだ。何世代も日本に居住している在日コリアンの子供たちが通学している学校にだ。これは在日コリアンに対する差別以外の何物でもない。
　ご存じのように在日コリアンというのは明治の大日本帝国政府が武力によって朝鮮半島を植民地にし、朝鮮半島に住む人々を無理やり日本人にした人々だ。そして侵略戦争の果てに敗戦した日本政府が無理やり日本国籍を剥奪した人々やその子孫たち、土地や職、名前や言葉まで奪われた元日本人（徴用や強制連行、徴兵され、戦時性奴隷にされた少女たち。未だ樺太などに日本人として徴用され置き去りにされたままの人々もいる）だ。
　従って移民でも難民でもなく、市民権（納税義務は課されている）すら剥奪された世界でも稀な存在だ。
　昨今の世界同時経済不況によって、貧困層の不満が移民や難民に向けられている。権力やメディアによってそう仕向けられているともいえる。
　グローバリゼーションによる製造業の空洞化、経済格差よる民衆の不満や閉塞感を強欲共に向けさせないためだ。
　強欲共とはコロニアリズムよって世界中の富と権力を手中にし（現在先進国と言われる国々）、今もなおその遺産や恩恵を受け世界に君臨している一握りの人々や急激な社会体制の変化や技術革命に乗じて巨万の富を得た新興財閥やその手先の政治家たちだ。
　国連人権委員会の再三の勧告をも無視し続けるている日本政府、その人権意識は広く民衆に植えつけられたアジア人蔑視を扇動しているとしか思えない！
　名誉白人を自認する（日本人を侮蔑しているというのに）在日日本人（いつから日本列島に在住しているのか証明可能な人なんかいない！）の在日アジア人蔑視はニューカマーの在日外国人にも感染しているかのようだ。
　困ったもんだ！